内容説明
ちょっと視点を変えれば、99もの方法が見えてくる。
目次
第1章 自殺する可能性を遠ざける
第2章 自殺しないように身を守る
第3章 自殺しない未来をつくる
著者等紹介
川崎昌平[カワサキショウヘイ]
1981年生まれ。埼玉県出身。東京藝術大学大学院美術研究科修了。作家・編集者。アートと社会の接合が主な研究テーマ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
125
【乗り越えたあとに書かれた本】 『40)困ったら笑う■笑ったところで何も改善しない……だから笑う。』 かわいいイラスト。簡単な文章。その中に深みがあります。 ”行動に成果を求めない。” そんな考えも持てるといいよね(^ω^)2015/09/24
キク
64
自殺願望と戦ってきた著者が、自分の為に編み出した対策を99個紹介している。全然精神論に近寄らず、ひたすら自分の行動で対策している。「トイレ掃除をかって出る」「花を買う」「花を枯らす」「たくさん水を飲む」「頻繁にトイレに立つ」「大丈夫だよと口にする」「分かりませんとも口にする」「散歩する」「『大切なこと』を適当にやる」「困ったら笑う」「ホームの階段は駆け上がる」「タマネギを切る」「腕立て伏せをする」「道に迷う」「セックスしたい相手を見つける」毎日ご機嫌で過ごすって、ちょっとした工夫の積み重ねなんじゃないかな2022/11/17
真鍋
27
再読。「あきらめる」「大切なことを適当にやる」「失敗を楽しむ」「自分の代替が存在することを認める」「転んでみる」「努力している人を尊敬する」などなど99の方法。目標やルールで自分を縛らず、自分が社会にとってとるにたらない存在であることを受け止め、つらいことは諦め、他人に頼り、あえて失敗するくらいの姿勢で生きること。自分ごときが多少働かなくても優秀な人たちは五万といるし、代わりなんていくらでもいる。背負う必要も気負う必要もなく、まずは自分の命を大切に扱うこと。……読むたびに肩の荷がおりる気がします。2019/08/15
ぱお
27
「生きることは明日も続く」・・・辛いときは、難しく感じるかもしれないし、続くことが想像できないかもしれない。でも、ちょっとしたことをするだけで、今かかえている気持ちを変えることができるかもしれない、そんな気持ちになりました。2015/08/30
山下哲実
22
自殺の原因になるであろう人、場所から遠ざかる。自分の替わりは存在する。気を紛らわせる方法を積極的にやる(意味のないことでも)。無理をしない。等の事が書かれていた。現在のところ、私が必要とする作品ではないことが確認できた。2015/10/07