ビームコミックス シアワセ行進曲

山川直人

エンターブレイン（2009/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 196p／高さ 19cm
• 商品コード 9784757749016
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[さすらいのアリクイ]

久々に読みました。マンガ家の彼と、喫茶店でアルバイトをしている彼女との二人暮らしが描かれたマンガ。このマンガが描かれたのは1990年代前半なのに、この二人が買うものや好きなものや、遊びに行くところが、渋い。彼女は古道具屋さんでちゃぶ台が欲しいと言い出したり、彼は部屋でレコードの歌詞カードを観てセンチな気分になるのが好きだったり、二人で味のある名画座に映画を観に行きドタバタしたりなど。そんな若者二人のささやかな日々の話ばかりですが、ささやかで何でもない日々のことに触れることができる点が好きなマンガです。

2016/06/19

[白い駄洒落王]

就寝前に読了。若い二人の同棲物語。この類の作品に弱いです。仲睦まじい二人が楽しげでよろしい。問題はこの二人金遣いが荒い。

2014/01/03

[春風のぼる]

こういうシンプルな部屋、懐かしいですね。雰囲気も好きです。気持ちが穏やかになりました。

2016/05/13

[なた5963]

”ちゃぶ台”がきっかけで、同棲するようになったカップルのお話。売れない漫画家と喫茶店のバイトの彼女。8畳一間と台所。似たもの同士、好き同士。なんでもない日常、なんでもない幸せ。相変わらずこう、なんでもないものを印象的に描くセンスに優れているというか。面白いとかつまらないとかじゃなくって”普通に”引き込まれる。副題【一本道】での、「パンやご飯になるような～」とは、この漫画のようなものをいうのではないかと思う。

2009/06/02

[mui]

これぞ、しあわせ。きっと本人たちはその都度いちいち浸ることのないような淡々とした日々で、若いふたりはお金もなくちょっと切なさも漂う。だけど振り返って想うとき、ふとしたときに凄く心があたたまる。そういう、ふたりのしあわせ。

2012/05/05