内容説明
屋号語彙は、一方には集落社会人の集落認識・家認識を見せ、一方にはその人々の命名力・造語力・言語運用力を見せていて貴重である。各戸が姓を名乗るようになって、屋号の命名も使用も衰退しているのは自然な成り行きではあるが、集落社会に生きる人々の家意識を考え、その人々の命名造語文化を考察する立場からは惜しまれる。
目次
序 屋号語彙概説
1 言葉屋号語彙
2 家印屋号語彙
3 諸地の屋号語彙
4 集落社会生活の中の屋号
5 屋号の歴史
著者等紹介
岡野信子[オカノノブコ]
1921年福岡県に生まれる。1941年日本女子大学校国文学部卒業。1992年梅光学院大学文学部退職。梅光学院大学名誉教授
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