出版社内容情報
大澤広晃[オオサワヒロアキ]
著・文・その他
目次
1 帝国主義の時代(帝国主義;誰が帝国を支えたのか:労働と移民;帝国主義と暴力;「劣った人々」を「文明化」?:帝国意識;第一次世界大戦と帝国支配)
2 戦間期から第二次世界大戦期にかけての帝国支配体制(継続する帝国支配;自立を求めて:民族運動の展開;帝国支配の再編?:文明化の推進とその内実;第二次世界大戦と帝国支配)
3 帝国主義の遺産:脱植民地化と冷戦(独立はなぜ苦難の道?:脱植民地化;残される「帝国主義」:脱植民地化と冷戦)
著者等紹介
大澤広晃[オオサワヒロアキ]
1980年生。ロンドン大学キングスカレッジ大学院歴史学研究科博士課程修了。Ph.D.(History,University of London)現在、南山大学外国語学部准教授。専攻はイギリス史、イギリス帝国史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くらーく
1
P.10の諸帝国の比較に目を奪われた。1880年と1913年の支配面積と支配下人口の比較なのだが、日本は、0から、2000万人に被支配化人口が増えている。米を上回っているのが意外。英仏蘭葡の数値の大きさには及ばないにしても、新興の帝国としては、最大値。無理し過ぎじゃないのかね(アジアは人口が多いのかもしれないけど) 著者(1980年生)がはじめに、で書いてあるように、帝国主義に縛られ続け(略)克服し、より良い世界を手渡すために、帝国主義を学んでも、逆に負担が多くて手が付けられないような。世界は変わらん?2025/06/20
はぽぽ
1
帝国主義の時代と向き合うことはやめてはいけない。真の意味で帝国主義は終わっていないのではないか。2024/09/02
ヨシオ・ペンギン
1
帝国主義は宗主国と被支配地域の非対称な関係が根本にあるってことを理解してないと誤解してしまうことになる。まさに歴史するテーマとしてうってつけかも。2021/03/22
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