内容説明
京極派歌人の庶機した感覚的写実の世界は、南北朝動乱期、北朝の光厳院が『風雅和歌集』を撰集したことで完成したといえる。本書は、精撰本系伝本の中でも殊に優れた本文を有するとされる京都女子大学図書館蔵本を翻刻、頭注に新編国歌大観・仏教大学図書館本・玉里文庫本の各本文との校異を掲げ、解説と初句索引を付した。
目次
春歌
夏歌
秋歌
冬歌
旅歌
恋歌
雑歌
釈教歌
神祇歌
賀歌
著者等紹介
千古利恵子[センコリエコ]
神戸市生まれ。仏教大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。京都文教短期大学専任講師。仏教大学・種智院大学非常勤講師
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