内容説明
『死の蔵書』や『異邦人たちの慰め』など、エンターテインメントから文学まで多様な作品を訳してきた宮脇孝雄が、数多くの翻訳実例も引用しつつ、翻訳のやり方を実践的に紹介。読めば読むほど翻訳者の苦悩と翻訳の奥深さがじわじわ伝わってくる一冊です。悩める翻訳者と海外文学ファン必読。地獄で仏の実践翻訳ゼミナール。
目次
1章 翻訳基礎トレーニング―注意深く読み適切な訳語を見つけだそう(多くの誤訳は名詞の意味の取り違えから生まれる;翻訳者にとって辞書は引くものではなく読みこむものである;慣用句は時に破壊力のある地雷となる ほか)
2章 翻訳フィールドワーク―背景となる文化や歴史や地形を徹底調査せよ!(ジャンパーはイギリスではセーターのことなり!;ケンジントンのオランダ屋敷が翻訳小説に登場する謎;ドアの開け方はミステリ翻訳の重要なポイントとなる ほか)
3章 翻訳実践ゼミナール―「表現」の翻訳を目指し試行錯誤の日々を送ろう(007原作者フレミングの小説は翻訳修行に向いている;英語の小説に登場する「京都弁」をどう訳すか?;なぜカウボーイは独立分詞構文で描かれたのか? ほか)
著者等紹介
宮脇孝雄[ミヤワキタカオ]
1954年高知県生まれ。翻訳家。早稲田大学政治経済学部在学中に「ワセダミステリクラブ」に参加。また敬愛するミステリ評論家で翻訳家の小鷹信光氏の薫陶を受けつつ翻訳の仕事を始め、今に至る。翻訳に関するエッセイをはじめ、料理や英米文学・ミステリに関するエッセイ、評論も多い。(株)日本ユニ・エージェンシーで翻訳教室を開講、専修大学で非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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徒花
bianca
buchipanda3
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Yuuki.