内容説明
欲望産業のオモテとウラ。業界の仕組みと原価が見えてくる。
目次
第1部 総論(お客の章―フーゾクでボラれるということ;女の子の章―フーゾクで働くということ;経営者の章―フーゾクで儲けるということ;変遷の章―フーゾクが肥大するということ;場所の章―フーゾクの在るところ…)
第2部 各論(健康フーゾクの章―じつにヘルシーなネーミング;飲食フーゾクの章―ほとんど消費されないビール&ウーロン茶;紹介フーゾクの章―草分けは江戸時代の置屋)
著者等紹介
岩永文夫[イワナガフミオ]
1948年東京生まれ。明治大学文学部除籍。一世を風靡した「新譜ジャーナル」編集長時代より音楽評論を中心に各誌で活躍。と同時にNHK、民放各局のテレビ、ラジオ番組の構成、さらにレコードのプロデュースなどの仕事を手がける。80年代以降は、社会評論としてフーゾクへのアプローチを続けている。テレビのコメンテーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
トランスマスター
1
フーゾク業界を対象とした真面目な経済学のムック本。当局によるフーゾク産業への締め付けは緊張と緩和。国家イベントの時は締め付け、政情不安な時期はガス抜きで緩める。フーゾクは健康、飲食、紹介の3つに分類できる。どの業態でも超絶美人のナンバー1は皆無。遊郭跡地は赤線、私娼街を青線、直引き嬢の居る区域を白線、裏に暴力団の居る私娼がいる区域は黒線。2025/09/20
kuwachan_man
1
風俗業界はアンダーグラウンドではあるがなくならない商売。戦後の赤線・青線から現在(2008年頃)までの業界の成り立ちとお金の流れなどを解説している。最近は最貧女子の就職先として多くが流れているともいわれ、男女の仕事や賃金格差も背景の一つと考えると深刻な問題でもある。真面目に読める本。2015/09/06
遊砂
0
変化球の経済学本ですが、読んでみると以外に深い2009/01/17