双葉文庫<br> 星星の火

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双葉文庫
星星の火

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575520231
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



福田和代[フクダ カズヨ]
著・文・その他

内容説明

警視庁保安課の上月は、中国語の通訳捜査官・城とともに違法賭博の摘発に向かう。上月は、拳銃所持などにより逮捕した李の供述から、梁という男を追う。一方の城は、同じく李から「竜生九子」なる中国人組織の存在を聞かされ、独自のネットワークを駆使して組織を探る。捜査は有機的に広がるが、それと歩調を合わせるように事件の闇も深くなっていく。―日本に生きる中国人の諸相を鋭く活写。事件はもちろん、上月と城の私生活も巧みに織り込んだ、これまでにない警察小説。

著者等紹介

福田和代[フクダカズヨ]
1967年兵庫県生まれ。神戸大学卒業。2007年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』を上梓しデビュー。ミリタリー・クライシスサスペンスやミステリー、警察小説のほか、航空自衛隊の楽隊を描くなど多彩な作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

坂城 弥生

27
帯の感想に「城と上月いいコンビですね」って書かれてたけど、二人はバラバラでコンビではなかった。自分勝手に動き回り利己的な城と理性的な上月。なんだ騙された気分。2019/08/26

すたこ

26
★★★★★久々の福田作品。面白かった!裏表紙によると、ちょっと小難しいのかと思いきや、とても読みやすく、サラッと読めた。日本で生きている中国人の諸相を説いている作品。斬新なテーマだった。上月と城のコンビも良いなあ。登録数は少ないけど、なかなか好きな感じだった。それにしても、福田作品の幅の広さには毎度驚く。2019/10/01

豆乳くま

15
以前読んだ警察アンソロジーで福田さんの作品を初めて読みその時に少し登場しその存在を知った警視庁通訳センター。近年急増する外国人による犯罪に欠かせない通訳を専門とする業務だ。中国語の専門の城は幼い娘を育てるため刑事から通訳センターに移動したシングルファザーだ。嫁は突然出て行ってしまったが離婚はしていない。その嫁が急に帰ってきて職場でトラブルがあり相談に来た、と言う。その妻と娘が拉致され怒涛の展開へ。日本における中国人社会の闇や暴力、老華僑や新華僑、複雑に絡みとても面白かった。続編もあるらしい。2020/03/11

きょん

15
警視庁保安課刑事と通訳センター勤務の元刑事のバディもの。新華僑とか不法滞在者など在日中国人社会について知らない事が沢山あって面白かった。続編も楽しみ。2018/10/24

うさぎや

8
警察小説でバディもの。片方が中国語に堪能な通訳センターの警官というのが面白い。しかも行動力はんぱないし。2017/08/16

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