• ポイントキャンペーン

サンサンス絵本シリーズ
桃の花

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 61p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757304130
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

著者等紹介

立松和平[タテマツワヘイ]
作家。1947年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。「遠雷」で野間文芸新人賞、「卵洗い」で第8回坪田譲治文学賞等受賞、「毒―風聞・田中正造」で第51回毎日出版文化賞を受賞。歌舞伎「道元の月」で、第31回大谷竹次郎賞受賞。近年は自然環境保護問題にも積極的に取り組んでいる

山中桃子[ヤマナカモモコ]
画家。女子美術大学デザイン科卒。「現代演劇ポスターコレクション」1999年、2000年入選。第19回ブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HIRO1970

75
⭐️⭐️⭐️非常に薄い本です。立松さんの夢の中のような心象風景が文となり、それに呼応して山中さんの淡い絵が全ページに書かれた絵本。失ってしまった記憶の中にだけある風景を夢の中の道を辿る時には唯一訪ずれる事が可能となりますが、主人公はどこかでこれは有り得ないことだと分かっており、幼き日の自分や若き日の母、生家や当時の町並み家並みが郷愁をさそう作品でした。私も夢の中で似たような体験をする事があるので違和感なく受け入れられるお話でした。桃の木をはじめ季節を感じる花や木や野菜がもたらす淡い色彩が柔らかな作品です。2016/01/17

あつひめ

58
立松さん初読み。とてもとても薄い1冊。でもその薄さを侮ってはいけない。とても熱いものが流れているから。帯や挿絵に描かれている山中さんの絵が立松さんの紡ぎだす言葉に花を添えている。最愛の母の病。大人になってから、なかなか二人の時間は持つことができなかったなかでの付添いの晩。目の前に広がる懐かしい風景。もしかしたら意識のない母も同じ風景を眺め歩き感じていたかもしれない。母の温もりを感じる桃の花。夢の世界から立ち去ったら・・・そうか・・・すべては記憶の中からも消え去りおぼろげな思い出として風化していくのかも。2013/01/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/32585
  • ご注意事項

最近チェックした商品