出版社内容情報
ポピュラー音楽研究の金字塔。戦後文化史の必読書。戦後の新聞・雑誌などの洋楽ポピュラー関連記事を渉猟。注目すべき記事を抜粋しながら、洋楽ポピュラー受容史をたどる“決定版”。閲覧対象は、『朝日新聞』、『読売新聞』および当時の雑誌(『音楽之友』、『ミュージック・ライフ』、『スイング・ジャーナル』、『ポップス』、『ニュー・ミュージック・マガジン』 etc.)のバックナンバーすべて。
ラジオやレコードというメディアを通じて海を越えて伝わり、世を席巻してきた流行音楽という現象。本書が描き出すのは、欧米文化受容に熱烈にいそしんだ、戦後日本人の自画像であり、メディアと流行、あるいはメディアと大衆的欲望の幸福な蜜月と、今日のポップ文化の源流をさぐりあてる。戦後ポピュラー音楽史のミッシングリンクを埋め、戦後文化史に大いに貢献する、待望の書。
三井 徹[ミツイ トオル]
著・文・その他
内容説明
ポピュラー音楽研究の金字塔。進駐軍放送の時代から日本のポピュラー音楽が“自立”する70年代まで―。私たちはいかに洋楽ポピュラーに魅せられ受容してきたか。第一人者が、当時の新聞・雑誌の膨大な記事や評論を渉猟。一次資料を紹介しながら、自らのライフヒストリーを交えて跡付ける、瞠目のクロニクル。
目次
第1章 一九四〇年代後半
第2章 一九五〇年代前半
第3章 一九五〇年代後半
第4章 一九六〇年代前半
第5章 一九六〇年代後半
第6章 一九七〇年代前半
著者等紹介
三井徹[ミツイトオル]
1940年3月31日生れ。音楽研究者(金沢大学名誉教授)。1990年設立の日本ポピュラー音楽学会の初代会長。1993年からは国際ポピュラー音楽学会(The International Association for the Study of Popular Music)の会長も務め、任期末の1997年に、20数ヶ国からの研究者が集う定例大会を金沢で開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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