ハーレクイン 悪魔と呼ばれた大富豪 背徳の富豪倶楽部 Ｉ

著者名：マヤ・ブレイク【著者名】/遠藤靖子【翻訳者名】

ハーレクイン（2015/04発売）

• ISBN：9784596130587

内容説明

近親憎悪、駆け引き、冷酷な復讐――仮面に隠された秘密が今、明らかになる。

ニューヨークで暮らすシェフのルビーの夢はレストランを開くこと。資金調達のためテレビ局主催の料理コンテストに出て優勝したのに、賞金がなかなか払われず、業を煮やして社長に直訴することにした。社長のナルシソは辣腕実業家にして名うてのプレイボーイだ。彼が秘密クラブ、Qヴィルトゥスの親睦会に出ることを知ったルビーは、クラブの接客係に応募し、会場のマカオへ発つ。親睦会は仮面着用だが、ナルシソの圧倒的な魅力は隠しきれず、ルビーはすぐに彼を見抜いた。何も知らないナルシソはセクシーな制服を着た彼女を一目で気に入り、唇を奪っただけでは足りず、肩に担いでベッドへ運んでいこうとする。絶体絶命のピンチにルビーは叫んだ。「あなたの正体は知ってるのよ！」

■世界で最も入会がむずかしく、排他的で知られる秘密紳士クラブ、Qヴィルトゥスを舞台に、3人の新人作家たちが腕を競う3部作〈背徳の富豪倶楽部〉第1作目です。特権階級の華麗なる恋愛模様を心ゆくまでお楽しみください！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かもめ]

とにかく中盤、ヨットで過ごす50ページ分が退屈すぎて読むのが苦痛だった。「罠」とか「駆け引き」とか大げさに言っているわりに大したことは起きず、ウダウダ話してセックスするだけ。事件がないところに無理矢理対立っぽいものを作って無理矢理キャラを動かしている感じがひしひしと伝わってくる。ヒロインの丸め込め具合にはTLを連想させるものがある。ラストでいちおう話が動くものの、それまでのつまらなさでウンザリしていたのでなんとも心に響かず。これは駄作…。

2016/12/31