コンテンツビジネス・デジタルシフト―映像の新しい消費形態

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757122918
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0060

出版社内容情報

従来型メディアからインターネットへのメディアシフトがもたらす変化を捉え、デジタルにおける映像コンテンツビジネスの未来を探る。

ネットは映像ビジネスをいかに変えるのか?
テレビやビデオといった従来型のメディアからインターネットへの「メディアシフト」がもたらす変化を具体的な事例からとらえ、デジタルにおける映像コンテンツビジネスの現状を整理し、未来を探る。

●はじめに

内容説明

「クール・ジャパン」から10年。売上の減少や表現規制などに揺れるアニメに、今なにがおこっているのか?そこにある「メディアの転換(メディアシフト)」―インターネットのメディアとしての成立と台頭―が、コンテンツビジネスに与える影響を詳細に考察。

目次

第1章 メディアとアニメビジネスの変化(日本のコンテンツ産業における「アニメ」の現状;アニメビジネスモデルの成立と課題;変化―危機と機会 ほか)
第2章 アニメコンテンツの変化(デジタル化による影響;メディアの変化による影響;『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『魔法少女まどか☆マギカ』のオンライン戦略 ほか)
第3章 変化への対応(ウインドウイングモデルを再定義する;新しい評価指標の方向性;事例分析『イヴの時間』 ほか)

著者等紹介

まつもとあつし[マツモトアツシ]
ジャーナリスト/プロデューサー。ネットベンチャー、出版社、広告代理店などを経て、現在は東京大学大学院情報学環博士課程に在籍。ネットコミュニティーやデジタルコンテンツのビジネス展開を研究しながら、IT方面の取材・コラム執筆、コンテンツのプロデュース活動を行なっている。DCM修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

3
さすがまつもと先生という内容でした。特に、製作委員会まわりの記述はよくまとめられていて、アニメ制作の出資について知りたい方には必読です。利益をプールする製作委員会の基本枠組みに対して、売上をプールする製作委員会の在り方も行われているのだというのには驚きました。分かった人がする直接取材だからこその成果です。パッケージビジネスの衰退後にアニメの主要メディアがどうなるのかは、今でももやもやした話だと思います。音楽みたいに配信メインになるのか、それでペイできるのか、ぜひ1今どうなったかの話も書いていただきたい。2023/12/26

言草(ことさ)

1
題名は「コンテンツビジネス」となっているが、実際の内容は、昨今のアニメビジネスの変遷について、学術理論や事例を交えた詳細な分析がほとんどを占めている(題名を「アニメビジネス」に変えた方が良かったのでは…?)。『イヴの時間』の事例研究はとても興味深かった。2012/09/27

笠井康平

0
読みやすい2016/05/07

ハンギ

0
まつもとあつし氏の修士論文に加筆訂正を加えて出版されたもの。主にアニメの商業コンテンツ論。具体的には「ブラックロックシューター」、「イヴの時間」などを取り上げている。まとめるとこれからはテレビから多面的な映像経験へと行くようだ。つまり、劇場やアニメでアニメを消化したりするようになり、そうなると作品はテレビの規制から外れるだろうという。90年代に威力を発揮した製作委員会制度もDVD、ブルーレイの売り上げの低迷によって確実に債権の回収ができるかというと、難しくなっており、現代にそぐわなくなっているらしい。2013/02/16

なぽ

0
とても面白い本だったけど、言う程デジタルシフトだろうかという感想ある2012/07/12

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