出版社内容情報
ヨーロッパを中心に現代の交通システムの概要と、都市交通や海運などの交通システムに関する現状と政策について論じる。
内容説明
現代の交通政策の諸問題を検討し、最善策を決定する。交通政策がいかに展開されてきたか、また理論的に正当化できる政策とはなにか。「交通の経済理論」の実践編。
目次
第1部 交通政策の展開(現代交通システムに向けての展開;交通政策に対する経済学的ガイドライン;英国の交通政策;英国以外の国々における国有化と規制、民営化と規制緩和;EUの交通政策)
第2部 市場別・モード別の政策(貨物輸送;旅客交通;都市交通;農山村交通;港湾・海運・内陸水路;道路の整備と財源;バス;鉄道)
第3部 交通システムに推奨される政策(交通システムに推奨される政策;結果としての交通システム;低開発国と移行経済国のための交通政策)
著者等紹介
パウエル,ティム[パウエル,ティム][Powell,Tim]
1943年生まれの英国人。ケンブリッジ大学経済学修士。英国の交通コンサルタント会社(Freeman Fox Wilbur Smith&Associatesのチーフ・エコノミスト、Cooper&Lybrand Associatesのデレクター等)で交通計画・交通政策に携わった後、1988年にTransport Advisory Services Limitedを設立。英国戦略鉄道庁のRail Freight Appraisal Methodology projectや交通省・レールトラックのThe Jubilee Line Extension Impact Study projectなどに参加。主な職務内容は交通政策・交通投資の経済評価・財務評価、交通経済学・交通政策の教育
岡野行秀[オカノユキヒデ]
1929年東京都生まれ。1956年東京大学経済学部卒業。1960年シカゴ大学大学院留学(~1963年)。1964年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。同年東京大学経済学部助手、1966年助教授、1976年教授を経て、1990年停年退官。1990年創価大学経済学部教授(~2005年)。現在、東京大学名誉教授、創価大学名誉教授、財団法人道路経済研究所最高顧問兼参与
藤井弥太郎[フジイヤタロウ]
1934年慶應義塾大学経済学部卒業。その間財団法人運輸調査局研究員(1959~1961年)、慶應義塾大学商学部助手(1962~1969年)を経て、1965年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1969年慶應義塾大学商学部助教授、1979年同教授を経て、2000年帝京大学経済学部教授(~2007年)。現在、慶應義塾大学名誉教授、財団法人道路経済研究所副会長
小野芳計[オノヨシカズ]
1953年岡山県生まれ。1976年東京大学経済学部卒業。1978年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。同年運輸省入省、その間関西国際空港(株)総務部次長、運輸審議会審理官、九州運輸局次長、国土交通大学校教授等を経て、政策研究大学院大学客員教授、財団法人運輸政策研究機構運輸政策研究所主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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