出版社内容情報
美智子上皇后陛下の一言がきっかけとなって火が付いた作品、それが本書です。84歳のお誕生日を迎えられた際、公務を離れた後は「読書をしたい」とお話しになり、具体名が上がったのが本書でした。英国のユーモア小説で、完璧な執事ジーブスと、彼が仕える極楽とんぼのような青年貴族バーティが主人公。バーティに降りかかるさまざまな事件や災難を、ジーヴスが天才っぷりを発揮して見事に解決していきます。暗い話はなく、笑える話ばかり。明るい気分になれる短編集です。
内容説明
1920年代のイギリス。極楽とんぼの青年貴族パーティには面倒な事件が次々と降りかかってきます。親友のビンゴが恋に落ちるたびにフォローをさせられるし、怖ーいアガザ叔母さんは何かと縁談を勧めてくるし、しまいには詐欺事件に巻き込まれそうになるし…!でも大丈夫、パーティにはもったいないくらい優秀な執事のジーヴスがいて、難問をいつも見事に解決してくれます。イギリスではホームズと同じくらい人気があり、数多くの作家に影響を与えたと言われるユーモア小説の名作。
著者等紹介
ウッドハウス,P.G.[ウッドハウス,P.G.] [Wodehouse,P.G.]
イギリスの作家(1881‐1975)。数多くの長編・短編ユーモア小説を発表して幅広い読者に愛読された。第二次世界大戦後、米国に定住し、1955年に帰化。1975年に英国よりサーの称号を受け、同年93歳で死去。代表作に執事ジーヴスのシリーズがあり、英国にあってはシャーロック・ホームズと並び称されるほどの人気がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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