内容説明
未踏の漆黒の闇の中に、一条の光が射しこむがごとく、無限の想像力と鑑識眼を秘め、ルネサンスからマニエリスム、バロックへといたる美術表現と、その中に投影された文学的レミニサンスのテクスチュアの中を、縦横無尽、自在無礙に渉猟し、博捜し、連鎖する不可視の苦痛/快楽する芸術的感性の輪郭を顕わにしつつ、“愛”と“魂”のくねりあう官能の“美”を普遍的な相のもとに映しだす壮大な叡智の業!
目次
ヒエロニムス・ボスの“奇妙な相貌”
一五世紀版ジョイス
ルネサンスといくつもの再生
逆光のルネサンス
反ルネサンス
マニエーラ・イタリアーナ
ラビュリントス
マニエリスムの奇矯な彫刻
グロテスク
ボマルツォの怪物
カプラローラ
著者等紹介
伊藤博明[イトウヒロアキ]
専修大学文学部教授/イタリア思想史
白崎容子[シラサキヨウコ]
元慶應義塾大学文学部教授/イタリア文学
森田義之[モリタヨシユキ]
愛知県立芸術大学名誉教授/イタリア美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-