内容説明
ソ連邦を生んだ十月革命から、レーニン、トロツキーとの闘争ののち確立するスターリン体制を、遺された文書やその後の研究も踏まえて詳細に分析、検証。マルクスが読み直され、資本主義に疑問の声が高まる今、その過ちを総括し、来るべき社会に一石を投じる貴重な書。
目次
序章 マルクス、エンゲルスの理論と活動を読み直す(唯物史観と経済学;階級、国家と共産主義社会の展望;革命の主体としてのマルクス、エンゲルスの党論)
1章 レーニンと革命ロシアの誕生(十月革命;レーニンの党組織論をめぐって;負の原点としてのコミンテルン)
2章 十月革命から権力の空位時代へ(革命から内戦へ;戦時共産主義とネップの導入;中央集権の党と国家;病床のレーニンの闘争;空位時代の実相)
3章 スターリンの犯罪とその軌跡(スターリン現象の前史;左翼反対派と若干の理論問題;トロイカの分裂から反対派の敗北へ;党理論の偏向と歪曲;農業の集団化と工業化の問題;十月を否定するテルミドール)
終章 負の遺産の克服のために(時期尚早の革命とエンゲルス;レーニンと時期尚早論;多数者としてのプロレタリアート独裁とは?;スターリンと一国社会主義論の結末)
著者等紹介
宮川克己[ミヤガワカツミ]
1945年東京生まれ。マルクスエンゲルス研究会を主宰し、独自に社会主義研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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