出版社内容情報
シド・ミード、小島秀夫も称賛!世界的ゲームデザイナーが写す夜の東京
PV数100万超。SNSでも話題の別世界のような夜の東京。世界的ゲームデザイナーでもあるフォトグラファー リアム・ウォンが、サイバーパンクや日本のアニメにインスピレーションを受け制作した写真集。彼の独自の感性で切り取られた深夜から明け方までの街は、私たちが見知った「東京」とはまるで別の世界線のような「トーキョー」を写し出します。
推薦文:シド・ミード(ビジュアル・フューチャリスト)/序文:小島秀夫(ゲームクリエイター)
目次
写真(夜の写真への旅路;光を観察せよ;雨が降った夜;そこにしかない、街の数々;ビデオゲームが僕の世界観をつくった;真夜中と早朝の間;現実の瞬間を、超現実的に;夜が明ける時)
資料(写真の基本;メイキング(TOKYO MOOD;TOKYO GLITCH;NEO TOKYO))
著者等紹介
ウォン,リアム[ウォン,リアム] [Wong,Liam]
スコットランド出身のディレクター、ゲームデザイナー、フォトグラファー。ビデオゲーム開発会社ユービーアイソフトで、25歳で最年少のディレクターとなり、独学で写真を学んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
独特の色調は、ウォン・カーウァイの色調をさらにビビッドにしてアジアの重い湿度を取り除いたような感じで、表紙からひきつけられました。元ゲームデザイナーさんによる写真集だそうで、興味がわき調べてみたら中国系スコットランド人とのこと。なるほど、色調のアイデンティティ背景、なんとなくわかった!2024/02/05
りお
17
実在している場所で取られた写真だけどゲームやアニメみたいで不思議な感覚2021/10/17
高宮朱雀
13
発売されると知った時から見たくて仕方がなかった一冊。 私にとって東京という街には特別な思いがある。夢を描いた場所であると同時に、紙一重で悲しさや寂しさを覚える場所でもあり、足を踏み入れる事に時間が経った今でも躊躇がある。 そんな場所をゲームクリエイターである著者が独特の視点と感性で切り取った本著は、新しさよりも懐かしさの方が際立ち、泣きそうになるほどの温かみを伝えて来る。写真の色彩のせいかも知れない。 個人的には変わり行く事だけが正解と思えない一抹の虚しさが残った。2020/11/22
べべべ
2
黒字に鮮やかな色は自分が感じている共感覚の色彩の世界と似ていて、すごく惹かれる。 ネオン×夜×雨で濡れた地面 は最強コンボ。2021/12/31
YuYu
2
ブレードランナーのようなに幻想的なアジア的な東京の写真集。スモークのような映画の表現も焼き鳥屋からの煙で代替してた写真をみて、撮影者の切り取り方や都市の複雑さが面白いと思った。 さらに本の最後に自分の写真たらしめる要素や色使いを自己分析していることが興味深かった。補色の色使い、反射の映り込み、質感、スケールなどが重要な要素になっている。2021/04/27