出版社内容情報
妖怪の無茶苦茶な世界が、面白くて居心地いい。
江戸時代から明治時代にかけて人気を博した妖怪マンガや妖怪物語、妖怪豆本を現代語訳とともに収録! 湯本豪一コレクションで最も話題となった奇書『人面草紙』も原寸大で全ページ掲載し、その混沌とした軽妙な世界にあなたを引きこみます。
内容説明
妖怪の聲を聞け。読める笑ける、江戸の妖怪マンガ大公開。
目次
1 江戸・明治の豊かな妖怪世界
2 驚異の奇書『人面草紙』ワールド
3 『妖怪絵草紙』の妖怪図鑑
著者等紹介
湯本豪一[ユモトコウイチ]
1950年生まれ。妖怪研究・蒐集家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーびん
18
江戸時代のゆるキャラ「人面」。しもぶくれで笑顔の謎の人面妖怪が画面狭しと大量に跋扈するインパクト大の絵草紙。お団子好きでシュールで憎めない感じは現代の子供たちにもウケそう。江戸時代の風俗や観光の様子も見ていて楽しい。鳥獣戯画などもそうですが、昔も今も人間の笑いの感性はあまり変わらないのだなと思う。2018/11/26
花林糖
17
(図書館本)前半の妖怪絵もとても面白いのですが、「人面草紙(斎藤月岑)」のキャラクターが凄すぎてこれした印象に残りません。強烈で面白いです。暗闇からこれが出てきたら嫌です。2020/10/01
栗羊羹
12
第1章(?)の江戸・明治の豊かな妖怪世界では、日々の暮らしのすぐ隣りにいた妖怪たちがコワくもあり、なんとなく物悲しくもあり、描かれてます。「うぶめ」の絵は、京極夏彦著『姑獲鳥の夏』にあった絵そのままがありました。猫またや、日々の道具の妖怪たちが生き生き描かれてます。第2章の人面草紙ワールドは楽しい絵が盛りだくさん!人面たちが宴会で飲み食いをして、お風呂に入ったり、千社札を貼りに行ったり…楽しい1冊でした。2019/05/11
Aby
10
三次もののけミュージアムで見た「人面」にやられて買ってしまった.「人面草紙」は原寸大で全ページ収録(多分).おだんご食べたいね2023/05/11
猪子
7
本の半分以上が人面に割かれている。お団子が好きでおならがすぐ出ちゃう人面。類書が確認されていない人面。不思議な存在。2022/09/21