内容説明
見る、聴く、歌う美しい日本の原風景。歌いたい、伝えたい…「50~70代が選んだベスト50曲」。歌の世界が心に染みる!歌詞の意味・エピソードの解説付き。
著者等紹介
吉野晴朗[ヨシノハルアキ]
大阪芸術大学美術学科卒業後、約40年に渡り日本各地を巡り、地方の郷土富士380山やふるさとの佇まいを撮影、のべ14冊を出版。現在、日本写真家協会会員・富士学会会員
山崎幸次[ヤマサキコウジ]
関西を拠点に、ピアノ演奏のみならず、作編曲家、プロデューサーとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
175
せせらぎに菜の花が靡いている。春風から小川の歌声がさらさらと聴こえてくる。桃の蕾が膨らんで、春よ来い早く来いと待っている。川の中をそっと覗いてみてごらん。めだかがたくさん泳いでいるよ。近くて遠い故郷よ、いつまでも。夏が来れば思い出し、秋が来れば赤蜻蛉がやってくる。ちいさい秋をみつけて、手をつないで笑いあった帰り道。雪やこんこ霰やこんこ、犬も猫も火燵で丸くなる。誰にでもある思い出の故郷。歌を口ずさんで懐かしむ、原風景の美しき写真集。50曲が収録されたCDも付いていて、蛍の光で切なくなる。平穏無事を祈ります。2024/01/02
遠い日
9
昭和半ば生まれのわたしには、いつかどこかで見た風景のように感じられる写真集。そして、取り上げられている歌も、全て歌えます。子どもの頃はたくさんの歌を習い、歌っていたんだなぁと感慨深い。2020/09/05