著者等紹介
鍵井靖章[カギイヤスアキ]
1971年、兵庫県生まれ。水中写真家として世界中の海をフィールドにさまざまな事象の撮影を続ける。大学在学中に水中写真家・伊藤勝敏氏に師事する。1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブに拠点を移し、水中撮影に励む。1998年に帰国。フリーランスフォトグラファーとして独立。第15回アニマ賞受賞(平凡社)、2003年日本写真協会新人賞受賞など受賞歴は多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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楽園への本棚
感想・レビュー
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やすらぎ
124
太陽光が注ぐ浅瀬の海。光輝く海中を小さな小さな魚が無数に寄り添い泳いでいる。サンゴの隙間で体を休め、そのまんまるの目で何を見つめているのだろう…。晴れた日は海中散歩日和。人の想像力をはるかに越える夢色の世界の数々。言葉の表現力では語れないほどの色合いの美しさ。「鍵井靖章さんの色」というしかない…。雪の結晶のように光る海中植物は自然美。海底から見上げる海面は、別世界への境界線となって沢山の生き物を守っている…。鍵井氏は3.11以降、岩手県の海を定期的に記録。この写真集も震災の海を潜ったことがきっかけで撮影。2021/02/20
紫綺
93
まさに夢のような虹色に描いた海の世界。特にパステル色に画像加工処理された珊瑚と魚は、まさに竜宮城。2013/10/12
masa@レビューお休み中
80
まさしく、夢色の海が広がっています。僕のイメージとしては、夜見る夢ではなく、昼間見る夢…白昼夢を映像化したら、こんな色彩の美しさになるのではないかと思うんです。淡いパステル調の色彩が現実にある世界ではなく、夢にある幻の世界のように感じてしまいます。淡いターコイズブルーの海には、魚や珊瑚や海藻なんかがあるのだけど、全然現実感が伴わない浮遊した光景に見えてしまうのです。夢の中で、こんな光景に遭遇したら、目を覚ましたくないって思ってしまうだろうなぁ。2013/07/29
紫綺
52
海の日に因み再読。ほんわか夢色、おとぎ話のような海中の写真集。癒やされる。2022/07/16
p.ntsk
45
淡いパステル調のファンタジーな色彩の海の写真集。ほんのひと時夢の世界へ。癒されます。2015/01/20