内容説明
日本は今や技術に強くはない。実は国土は狭くない―世界ランキングで客観的に見てみると、日本に対する思いこみがガラリと変わる。革新的なアイスランド、ちょっとキザなイラン、強い政府が支えるシンガポール、映画大好きインドなどなど、各国のお国柄が伝わってくるエピソードを交えつつ、世界における日本の位置づけをやさしく解説する。
目次
1 日本の「誇り」(自国民としての誇り・57位―自虐的な国民性の正体は;国防支出の総額・6位―軍隊はいないはずなのに世界有数の国防費を支出 ほか)
2 日本の国土と国民(国土面積・61位―島国は狭いという錯覚、ドイツより広い日本の国土;人口・10位―国力を支える人口の多さ、日本も大国の一角 ほか)
3 日本の快楽と文化(ブログ投稿数・1位―ネット世界の筆頭勢力となった“小声の文化”;セックスの頻度・最下位―世界でダントツのセックスレス社会 ほか)
4 日本の産業とテクノロジー(科学技術リテラシー・13位―資源小国が生き抜くための武器;研究開発費・3位―科学立国の面目躍如 ほか)
5 日本の不自由・息苦しさ(自殺率・9位―先進国でトップ、自殺大国日本;所得の不平等度・11位―順位は低いが、格差は拡大中 ほか)
6 日本の本当の豊かさ(平和度指数・5位―国内での感覚より平和という評価が世界の現実;失業率・23位―世界の中ではこれでも安定した労働環境の国 ほか)
著者等紹介
浅井信雄[アサイノブオ]
1935年新潟県長岡市生まれ。東京外語大学卒業後、読売新聞社に入社、ジャカルタ、ニューデリー、カイロ各特派員、ワシントン支局長を経て、アメリカ・ジョージタウン大学・戦略国際研究センター客員研究員。1983年から東京大学、東京外国語大学各講師、三菱総合研究所客員研究員を歴任後、1998年までの一一年間、神戸市外国語大学国際関係学科・大学院教授。2003年より沖縄大学客員教授。海外在住一〇年余、九九ヵ国を調査してきた国際政治学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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