内容説明
毛の生理から、毛にまつわる風俗、制度、趣味、フェティシズム、芸術まで、300点の貴重図版とともに描く。
目次
体毛―人類の友
毛の仕事―剃刀名人の戦争と平和
毛髪―毛幹から生物学工場まで
髪形の歴史における櫛使い―社会的慣習から特権意識まで
歴史的ヘアスタイル簡易事典―注目すべき毛のアレンジ
美容師たちのパンテオン―小さな神々から大物実業家まで
床屋放送局―理髪師たちの打ち明け話とおしゃべり
毛の逃走―ハゲたちのハゲ頭と脱毛症
あごひげと口ひげ―顔の毛の歴史、流行、心理
場違いな毛―体に生える毛!〔ほか〕
著者等紹介
モネスティエ,マルタン[モネスティエ,マルタン][Monestier,Martin]
ジャーナリスト、作家
大塚宏子[オオツカヒロコ]
学習院大学文学部フランス文学科卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
7
古今東西の毛髪に関する網羅した一冊。前半は髪型や体毛のファッションによって、所属や身分,パーソナリティーを表すアバターやアイコンとして機能してきた文化面を説明。後半は科学的なアプローチで毛髪を説明する。とかく、シモの毛に関するネタは尽きないらしく、多くのページを割いている。犬人間や獣人と呼ばれてきた多毛症の人々の悲喜劇や、ダッチワイフは日本海軍発祥など付随する小ネタも満載。大きく章は分かれているが、エピソードがランダムで連続性が無く、読むのは疲れる。索引が欲しいところ。2013/11/30
いなお
0
王妃が髭を愛しすぎたからイギリスとフランスは何百年も戦争をするはめになったし女性はスクリーンに映る男性の胸毛に魅了される! 2012/10/24