内容説明
ならぬものはならぬ。約束を守らないウソは、ダメです。30年間、我慢してほしいとの約束での中間貯蔵施設への搬入が2015年3月13日に開始し、2045年3月12日に終了します。この中間貯蔵施設のために多くのふるさとの地権者が泣く泣く、断腸の思いでこの事業に協力しています。ですから、国と東電はこの約束をを絶対に守らなければいけません。今度は想定外などと、責任逃れの言葉を使ってはなりません。
目次
序章 福島原発事故、私たちの向き合い方(原発に依存した現代社会;福島県という被災地 ほか)
第1章 中間貯蔵施設から見えてくる、この国の姿(権利を奪われた被災者三〇年で終わらない;破綻した国の論理 ほか)
第2章 中間貯蔵施設という不都合な真実―財産権を侵害する国(二〇四五年三月一二日という明日;中間貯蔵施設の主な経緯 ほか)
第3章 大熊町・双葉町民の終わらない苦悩(被災地の今)
著者等紹介
門馬好春[モンマヨシハル]
30年中間貯蔵施設地権者会会長 日本環境会議会員。1957年福島県大熊町夫沢大字長者原に生まれる。1981年専修大学法学部法律学科2部卒業。福島県立双葉高等学校を卒業後、東京で就職し現在は退職。2018年5月から「30年中間貯蔵施設地権者会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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