出版社内容情報
バブル期に経済事件を手掛けて名を馳せたビジネス弁護士が原発訴訟でも徹底的に勝敗にこだわり、大飯・高浜原発の訴訟を勝利へと導いた。これは日本のすべての原発を止めるための闘いの記録である!
内容説明
ビジネス弁護士として、バブル期に数々の大型経済事件を手掛けた著者が、原発訴訟でも徹底して勝敗にこだわり、ついに高浜原発三・四号機の運転差し止め訴訟で画期的勝利を収めた。その法廷戦術や訴訟の舞台裏を初公開する。さらに、脱原発を実現するために著者自ら監督・製作した映画『日本と原発』の重要シーンや製作秘話についても解説。日本からすべての原発をなくすための闘いの記録であり、原発推進派の巧妙な手口に対抗するための強力なツールとなる!
目次
第1章 原発事故で「裁判所」が変わった(四月一四日は「原発運転禁止」記念日;関西圏壊滅の「最悪シナリオ」を回避せよ ほか)
第2章 なぜ「脱原発」にこだわるのか(最初に「弁護士」が変わった;そして「裁判官」も変わった ほか)
第3章 映画を通して原発と闘うための「武器」を配りたい(なぜ弁護士が脱原発映画をつくったのか?;映画の重要なシーン ほか)
第4章 司法の場で「脱原発」を勝ち取る(福島原発事故の「刑事責任」;被害者の「希望」となった検察審査会 ほか)
第5章 「脱原発」のためにできること(自分にできることは何か?;「日米原子力協定を破棄しないと脱原発できない」という嘘 ほか)
著者等紹介
河合弘之[カワイヒロユキ]
1944年旧満州生まれ。弁護士。1968年東京大学法学部卒業。1970年弁護士開業。さくら共同法律事務所所長。脱原発弁護団全国連絡会共同代表。福島原発告訴団弁護団代表、大飯・高浜原発差止仮処分弁護団共同代表、浜岡原発差止訴訟弁護団団長など、原発訴訟を多く手がける。2014年、初監督映画『日本と原発』公開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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