内容説明
「橋下現象」は日本をどこに連れて行こうとしているのか?新自由主義+国家主義の濁流に抗して、民衆主権の革新的創造をめざす分析と提言。
目次
序論 マスコミ仕掛けの「橋下維新現象」を撃つ
第1章 「橋下維新」の登場の背景と現状(「民意」の底には何が潜んでいるのか―橋下徹の「成功」と左翼の「失敗」;「橋下現象」の心理=政治学―ポスト近代社会における記号的政治について;ポストモダン都市におけるイデオロギーの条件;新自由主義の深化とパーソナル政党政治)
第2章 「橋下維新」の社会政策の批判(競争に勝ち抜く『世界都市・大阪』の虚構―「西成特区構想」の議論から見えるもの;「ハコモノ」ではない「場」の意義―ジェンダーの視点から;橋下教育改革とその行方―大阪の教育現場から;「維新八策」を読む―戦後憲法体系の解体を目指す新自由主義の旗印)
資料 維新八策(最終案)
あとがき 大地に根をはる未来の構想へ