出版社内容情報
「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」決定版!! 初の短編集。
一つのエピソードでは物足りない方へ、そしてシリーズ初読の貴方へ。珠玉の書き下ろし傑作群登場!1話 凜田莉子登場/第2話 水晶に秘めし詭計/第3話 バスケットの長い旅/第4話 絵画泥棒と添乗員/第5話 長いお別れ
内容説明
「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」決定版!1冊でひとつのエピソードでは物足りない皆様へ、そしてシリーズ初読の貴方へ。最高に楽しめる珠玉の傑作エピソード群登場!―代官山の質屋に出向してきた鑑定家は、弱冠23歳の凛田莉子。店長による調査では、高校まで万年最下位、就職活動でも周囲をあ然とさせた天然美女。だが莉子はいまや、依頼品にまつわる謎という謎を解明しうる“万能鑑定士”となっていた。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計628万部を超える人気作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三代目 びあだいまおう
183
やっぱりこのシリーズ面白い。随分久しぶりに読みました。私が活字苦手だった頃、好んで読んでたのが松岡さんの『千里眼シリーズ』、読書メーター上ではあまり読まれてないのが寂しいですが、全部面白かったなぁ❗主人公の岬美由紀さんがめっちゃカッコよくて、どの巻も死にそうになりながら周りを、いや国を世界を救うわけ!その疾走感に毎回酔いしれ、貪るように大ハマリ!松岡さん天才だって思った‼️『千里眼』もこの『Qシリーズ』も、もっと多くの人に読んで欲しいです!疲れた時、嫌な嫌な出勤時など頭使わなくていいので超お薦め‼️🙇2018/11/27
どんちん
136
久しぶりのQシリーズ。千里眼シリーズも読んだが、個人的には、Qシリーズがいいかな。千里眼はちょっと設定が派手すぎだからw、それにしても、Qシリーズの短編は思った以上によかった。1話ごとにちょこっと雑学ぅみたいなほうがあっさりしていていいかもしれない。どうてもいいが、小笠原、すこしはしゃんとしろって、ここまでくるとウザくなるな。推理劇シリーズはとばしてしまったが、事件簿シリーズ以降、進展なかったんか?!情けないやつw2014/07/21
りゅう☆
98
1ヶ月だけ質屋J.O.Aに出向の莉子。従業員駒澤と共に様々な謎を解決。菩薩像の出張鑑定中に危うく本物の腕時計を奪われそうになったり、小笠原が質入れ希望した水晶が盗まれたり、変わったバスケットを狙って脅迫文が届いたり、警備は万全なのに絵画泥棒が現れたり、偽造握手券でネット詐欺に遭遇したり。解決は難しいのではと思われる事件も、鑑定力推理力行動力で次々と解決するのはお見事。小笠原と将来寄り添うという女の登場で、小笠原の優柔不断な態度にモヤモヤ。一応解決したけど、このハッキリしない関係がもう面倒くさい(^^;)。2020/09/21
Yunemo
87
巻を重ねるに従って、なんとなく展開が見えてしまう。何らかの知恵を無理に事象として、物語にしてしまっているという無理感を、感じてしまうのは私だけ? 特に、直角二等辺三角形の話は難しい。それとも、ロジカル、ラテラル・両シンキングを身につけてしまったのか。それはあり得ませんよね。とは言いながら、次作の期待感もあるのも不思議。ただ、今後もこうした形の短編集の継続には、ちょっと疑問符。2012/10/27
aoringo
85
久々に莉子のロジカルシンキングが読めてうれしい。その中でもなんと言っても莉子とラテラルシンキングの絢奈がタッグを組んだ回が一番印象的だった。そして幼なじみに迫られる小笠原の煮え切らない態度にムズムズさせられる。推理だけでなく恋愛関係もQとαの違いがくっきり違いがあって面白いなあ!2021/10/01
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