内容説明
本書では、ギャスケルが娘として、妻として、母として、また一女性として、どのような生活を送り、さらに主婦業と作家業をどう調整していたかに焦点を当てながら彼女の生涯を概観し、加えて彼女の人生の歩みとともに次々と創作されていった主な作品を紹介する。
目次
第1章 子供時代
第2章 学校卒業後と結婚
第3章 『メアリ・バートン』出版と作家生活
第4章 『ルース』
第5章 『北と南』
第6章 シャーロット・ブロンテの死去と伝記『シャーロット・ブロンテの生涯』
第7章 『シルヴィアの恋人たち』
第8章 『従妹フィリス』
第9章 『妻たちと娘たち』
第10章 エリザベス亡きあとのギャスケル家の人々
著者等紹介
足立万寿子[アダチマスコ]
1974年上智大学大学院修士課程修了。ノートルダム清心女子大学助教授。訳書に『E・ギャスケル短篇集 呪われた人々の物語』(共訳、近代文芸社、1994年)、『目で見る世界の国々―26 ドイツ』(国土社、1995年)、『目で見る世界の国々―45 イングランド』(国土社、1997年)
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