出版社内容情報
ケネス・フランプトンが再評価した「近代建築の解釈学的古典」。待望の邦訳刊行
彼が古典的精神の時を超えた価値を信じていたことは、本文から(そして彼の他の本からも)明らかである。……彼の情け辛辣な批評の推進力を支えているのは、この信念なのである。前衛のロマン主義的な憧れには懐疑的で、また明らかに政治的な歴史の読解とも対照的に、コリンズは心底は物質主義者であり、それ故に技術や経済やカルチャー・ポリティクスが建築に及ぼし得る影響力に非常に意識的である。――ケネス・フランプトン
内容説明
古典的精神の時を超えた価値―建築が目指し、理想とした理念を追う。ケネス・フランプトンが再評価した「近代建築の解釈学的古典」。待望の邦訳刊行。
目次
第1部 ロマンチシズム(革命的建築;歴史研究の影響 ほか)
第2部 リヴァイヴァリズム(様式の認識;プリミティヴィズムと進歩 ほか)
第3部 機能主義(生物学のアナロジー;機械のアナロジー ほか)
第4部 合理主義(土木技術者と軍事技術者の影響;合理主義 ほか)
第5部 関連する芸術の影響(文学と批評の影響;インダストリアル・デザインの影響 ほか)
著者等紹介
コリンズ,ピーター[コリンズ,ピーター] [Collins,Peter]
1920年、英国リーズに生まれる。リーズ芸術大学およびマンチェスター大学で学ぶ。フランスの建築設計勤務等を経て、1956年からカナダのマギル大学教授。1981年没
吉田鋼市[ヨシダコウイチ]
1947年、姫路市に生まれる。横浜国立大学と京都大学で学ぶ。横浜国立大学助手・助教授・教授を経て、横浜国立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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