内容説明
私立大学が積極的に改革を進めて、職業専門大学化か、または他に類を見ない特徴を持った名門大学化を早急に実現しないかぎり、競走から脱落することになる。そうした競走から脱落して潰れる大学にならないためには、大学教員の意識改革が前提となる。彼らが大学生の学力低下を嘆く以前に、雑用崇拝主義や管理職猟官運動を放棄して、研究に情熱を燃やす研究生活の原点に立ちもどらなければならない。若者に訴えるのは、大学教員の研究に打ち込む情熱である。
目次
1章 私立大学の共倒れ現象で都市型大学も潰れていく
2章 民族純血主義と陰湿な権力闘争がはびこる学者先生の世界
3章 独立行政法人化を誤ると国立大学も崩壊する
4章 短大がどんどん潰れる
5章 危機の大学が生き延びるための経営改革プラン
6章 過疎地の私立大学に経営革命を起こせ(北海道モデル)
7章 個性輝く大学の創設が大学を繁栄させる道
8章 21世紀の日本の大学はこう改革すれば生き残れる