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目次
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山水略画式
著者等紹介
鍬形〓斎[クワガタケイサイ]
明和元年‐文政7年(1764‐1824)。江戸に畳職人の子として生まれ、堀留(現在の中央区日本橋)に住まいしました。はじめ、浮世絵師の北尾重政に弟子入りし「北尾政美」の名で黄表紙と呼ばれる小説挿絵や役者絵、武者絵などを制作しました。寛政6年(1794)、美作国津山藩の御用絵師として取り立てられます。その後、姓を「鍬形」に名を「紹真」にあらため、その後は「鍬形〓斎」の名で江戸で暮らしながら版本や肉筆作品を手掛けます。富士山を中央に、江戸の街を俯瞰して描いた「江戸一目図屏風」や「隅田川図屏風」、「近世賎人や絵詞」など肉筆作品も有名です(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
37
わあ、これはかわいいし、ちょっと絵を描いてみたい人には良い指南書になっただろうなあ…。くわがたけいさいさん、という絵師さんは初めて知りました。洒脱なお江戸の大衆文化に、また改めて感服。庶民万歳!2023/12/16
愛玉子
29
ゆるかわな動物が満載、まさに江戸のスケッチ帖という表現がぴったりの画集。シンプルな線の美しいことよ…。畳屋に生まれて藩のお殿様のお抱え絵師になったというなんだかすごい人。北斎とほぼ同時期に活躍した絵師ですが、北斎漫画に影響を与えたと言われているそう。初心者が人体を描く時は、碁盤の目のように線を引いてその上に裸体を描くとよい、但しこれは「画意なき者」向けの方法で「巧者は寫生を離るることを大事とす」つまりまずは写生、その後に本質を描けるようになるのが大切というのは現代でも全く同じだなぁと。誰かグッズ作って〜!2023/08/18
ポメ子
5
かわいい江戸の本で度々出てきたので、手にとった。動物愛に溢れている。 小さく描かれたモグラが可愛い。スイカを食べている虫が可愛い。土地の略画もあり、北斎漫画に似ているなあと思ったら、こちらの方が20年も前だったようだ。2024/07/19
取り柄無し
4
ページを捲る毎に衝撃が走る。思わず写真を撮ってしまうほどに素晴らしい絵だった。形を簡略化しながらも、モチーフの本質を捉えた「略画」たち。きちんと写生を学んだからこそ描けているに違いなく、魅了される。いつかこの境地へ。2025/07/04
kaz
2
北斎のものはしばしば見かけるが、蕙斎にもこのようなものがあったとは知らなかった。「鳥獣」「人物」「草花」「魚貝」「山水」のそれぞれで、略画の雰囲気が全然異なるのも面白い。図書館の内容紹介は『 形は簡略化しながらも、何を描いたのかきちんとわかる絵「略画」。江戸時代に活躍した絵師・鍬形蕙斎が手がけた略画の絵手本シリーズ「略画式」の、「鳥獣」「人物」「草花」「魚貝」「山水」をオールカラーで収録する』。 2023/06/14
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