出版社内容情報
こころの病いを示すに至ったその人が,現在どんな状況,条件,対人的環境の中で生活しているのかを知ることは,当然のことながら極めて大切です。これには社会的・化的・経済的・政治的・宗教的,そして教育的な,ありとあらゆる条件が関与してくるものと思われます。―待望の著作集第三弾。
目次
序部 私の力動精神医学―30年余の歩み
第1部 治療論・技法論(診断から治療へ―力動的観点から;子どもにおける精神療法;精神医学的コンサルテーション;学校場面におけるコンサルテーション・リエゾン精神医学;入院治療;看護例:患者関係にみられる日本的特性)
第2部 子どもの心と臨床(親子関係の不成立;日本人の「独立心」と「甘え」の心理;叱られ過ぎの子ども;児童精神医学における親の問題;学校教育の背景としての家庭の変貌;教師のストレスとそれへの対処;学童期の体験の意味するもの;ライフサイクル上の10歳前後;思春期・青年期に病むこころ;統合失調症の発生機序について)
著者等紹介
小倉清[オグラキヨシ]
1932年和歌山県新宮市に生まれる。1958年慶應義塾大学医学部卒業。1959~1967年米国、エール大学およびメニンガークリニックへ留学。1967~1995年関東中央病院精神科勤務。1996年クリニックおぐら開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 医事法