内容説明
本書には従来の同じ趣旨の書に比べ二つの面で大きな特徴がある。第一の特徴は実用書として、各疾患についてその治療プロトコールだけでなく、治療を行うに際して必要なインフォームドコンセントや、治療の際に必要なコツあるいはテクニックについて十分なスペースをとった点にある。第二の特徴として抗腫瘍剤に関する章を別に設け、十分なスペースを割いた。
目次
1 総論(造血器腫瘍における薬剤の使い方―合理的投与法と展望)
2 造血器腫瘍治療の実際―薬物投与法とテクニック(急性骨髄性白血病(AML)
成人急性リンパ性白血病
小児急性白血病(リンパ性、骨髄性) ほか)
3 各種薬剤使用の現況および今後の展望(至適投与のための臨床薬理の基礎;代謝拮抗剤;アントラサイクリン系薬剤、アントラキノン系薬剤 ほか)