女性はなぜ長命なのか―男女差を医学・生物学で説く

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  • サイズ B6判/ページ数 151p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759803945
  • NDC分類 491.35
  • Cコード C1040

出版社内容情報

序 章 平均寿命は男女でどう違う
1 女性の長寿/2 男性寄りの医学 /3 女性の健康と病気への関心/4 女性の体の特長/5 性差医療
第1章 遺伝子セットは男女でどう違う
1 ヒトゲノムの解明でわかったこと/2 男性だけにある性染色体と遺伝子/3 女性に2本,男性に1本あるX性染色体:X染色体に関して女性は2倍の遺伝情報をもっている/4 X染色体不活性化は情報量の調節/5 ペアレンタル・インプリンティング─エピジェネティックス
第2章 女性ホルモンはどのように働く
1 人は生涯の大半をホルモン量の上下に影響される/2 女性ホルモンは体中で働いているが,男性ホルモンは無くても生きられる/3 女性ホルモンは健康を守る/4 女性ホルモンは悪行をすることもある
第3章 更年期障害は男女でどう違う
1 更年期に起こること/2 女性は骨粗鬆症に罹りやすくなる/3 女性は骨関節炎に罹りやすくなる/4 ホルモン補填で若さと健康が保てる
第4章 女性の体は脂肪が付きやすい
1 脂肪含量の男女差と脂肪の効用/2 カロリー消費量の男女差:女性にはダイエットの効果が少ない/3 腹腔外と腹腔内の脂肪/4 中年以降に貯まる腹腔内脂肪/5 腹腔内脂肪は悪行を働く/6 腹腔内脂肪の蓄積は予防できる
第5章 痛みの感覚は男女でどう違う
1 痛みの認識に男女差がある/2 痛みの生理の男女差/3 女性ホルモンと痛み:偏頭痛/4 鎮痛剤の効果にも男女差がある
第6章 薬効と副作用における男女差
1 薬効と副作用には個人差と性差がある/2 薬効の男女差の仕組み/3 女性ホルモンは薬効に影響する
4 アスピリンの心臓病予防効果/5 女性独特の副作用
第7章 嗜好品の効果にも男女差がある
1 コーヒーは女性を長命にするが男性には効果が少ない/2 男性の方がアルコールに強い/3 煙草の害は女性に厳しい
第8章 女性独特の生活環境と体型がもたらす悪影響
1 女性のストレス/2 拒食症や過食症は女性に多い/3 女性の履く靴が足に問題を起こさせる/4 男女の骨格の形の違いに由来する膝関節へのストレス/5 女性独特の泌尿器の形態からくる問題
第9章 心の病は女性に多い
1 男女の脳の形と働き方の違い/2 女性ホルモンの影響が大きいうつ病/3 物質依存が女性にとって問題な理由/4 恐怖症とパニック障害はなぜ女性に多いのか
第10章 症状に男女差のある病気
1 女性の心臓の特徴/2 女性の心筋梗塞は男性より10~15年遅れて起こるが死亡率が高い/3 心筋梗塞の症状も男女で違う/4 女性の心筋梗塞のリスクと予防法/5 注意欠陥他動性障害(ADHD)は男の子に多いと思われていた:女性にもあるが症状が違う
第11章 女性の体は経済的にできているから長命

目次

平均寿命は男女でどう違う
遺伝子セットは男女でどう違う
女性ホルモンはどのように働く
更年期障害は男女でどう違う
女性の体は脂肪が付きやすい
痛みの感覚は男女でどう違う
薬効と副作用における男女差
嗜好品の効果にも男女差がある
女性独特の生活環境と体型がもたらす悪影響
心の病は女性に多い
症状に男女差のある病気
女性の体は経済的にできているから長命

著者等紹介

末岡多美子[スエオカタミコ]
1956年京都大学農学部卒業(遺伝学専攻)。1956~1958年カリフォルニア工科大学生物学部でResearch Assistant。1959~1960年ハーバード大学生物学部大学院でMaster of Arts。1963年イリノイ大学分子生物学科でPh.D.。1963~1971年プリンストン大学生化学部でResearch AssociateならびにResearch Staff。1973年コロラド大学分子細胞発生生物学部Visiting Assistant Professor(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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