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内容説明
サマンサ・クラーク。イギリス人。職業はフリーの翻訳家。これまでは、それに疑いをもつ者は誰一人としていなかった。そう、リーガル・アームズ・ホテルで、サマンサが死んだはずの男を見るまでは。その男デュブレイは、半年前カナダのモントリオール、サマンサの父の屋敷で彼女の元婚約者ベネットに殺されたはずだった。事件を目撃したサマンサは恐怖にかられ、ロンドンに逃げてきた。偽名を名のり、髪の色も変え、イギリス人になりすませば安全だと思った。しかし、死んだはずの男の出現と同時に、サマンサの身辺で、次々と事件が起こりはじめる―事故、誘拐、そしてついに殺人。“次はお前の番だ”不気味な脅迫状におびえるサマンサ。数人の人物がサマンサに近づいてくる。元婚約者ベネット、サマンサの叔母、謎の隣人ジェイソン、そしてホテルの経営者アンソニー。いったい誰がほんとうの味方なのか。事件は思いがけない展開を見せる。