出版社内容情報
生物の多様性は何故必要で、それを守るためにできることは何か? 大絶滅の危機を救うため、生物学の大家ウィルソンが説く。
自然選択の生み出した膨大な種類の生物の棲む世界。いま、人類はその全貌も解明していないままに、地球は破壊され、生物多様性が失われている。現在の生物種の減少スピードは、全地球史において「第六の大絶滅」とも言われている。この失われつつある生物多様性を救済すべく、宗教との協働を視野に入れて筆を執った、生物学の大家ウィルソンによる警世の書。
【著者紹介】
エドワード・O.ウィルソン:1929年生まれ。生物学(蟻の研究)の教授として、ハーヴァード大学に50年近く務める。代表作『人間の本性について』、『蟻』で二度のピューリッツァー賞を受賞。
内容説明
地球の生物種は「第六の大絶滅」と言われるスピードで減少している。生物多様性論の旗手、E・O・ウィルソンからの警告と提言。
目次
第1部 創造されしいのちある自然(南部バプティスト牧師様への手紙;自然の位に上ること ほか)
第2部 堕落と救済(地球の窮乏化;否定とそのリスク ほか)
第3部 科学は何を学んできたか(生物学は生きた本来の自然についての研究である;生物学における二つの基本法則 ほか)
第4部 創造された生物の世界についての教育(生物学 いかに学びいかに教えるか;ナチュラリストの育て方 ほか)
第5章 連携する(いのちのための連携を)
著者等紹介
ウィルソン,エドワード・O.[ウィルソン,エドワードO.][Wilson,Edward O.]
1929年生まれ。ハーバード大学教授を50年近く務める。蟻を専門とする昆虫学の大家で20冊以上の著書を出版。『人間の本性について』と『蟻』で、二度にわたりピューリッツァー賞を受賞。米国科学メダル、王立スウェーデン科学アカデミーよりクラフォード賞(ノーベル賞の対象でない分野に対して贈られる賞)、日本国際生物学賞、アメリカ哲学協会からフランクリン・メダルを受ける。1980年代末にはじまった、生物多様性保全論義の世界的潮流を鼓舞しつづける旗手でもある
岸由二[キシユウジ]
1947年生まれ。慶應義塾大学経済学部教授。生態学、流域思考の都市再生論を専門とする。ナチュラリスト、市民活動家として、小網代、鶴見川流域、多摩三浦丘陵をフィールドに、流域思考の自然保全・都市再生を推進している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
キミ兄
orangepelican
tama_lion
おぎん