内容説明
宗教・法の根源としての宣誓。「ホモ・サケル」シリーズ最後の未訳本、ついに刊行!!行為遂行的な「宣誓」こそが、人間が人間として生成する過程(アントロポゲネシス)において、決定的な出来事として立ち現れる―
著者等紹介
アガンベン,ジョルジョ[アガンベン,ジョルジョ] [Agamben,Giorgio]
1942年生まれ。哲学者。マチェラータ大学、ヴェローナ大学、ヴェネツィア建築大学、ズヴィッツェラ・イタリアーナ大学メンドリジオ建築アカデミーなどで教鞭をとる
上村忠男[ウエムラタダオ]
1941年生まれ。東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了。東京外国語大学名誉教授。学問論・思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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彼方から
2
僕の大雑把な理解だと、宣誓という行為は通常呪術的・宗教的力を根拠としていると思われているがそうではない。むしろ宣誓という行為が言葉と行為の結節点としてまずあって、そこから呪術、宗教、法が生まれている。ここから言葉と行為、言葉と人間の関係性に関する再考を促す、といった建て付けの議論だった。論の最終部でぶち上げられる言語に関するテーゼはめちゃくちゃかっこいいが、同時に西洋の思想だなあと鼻白むところがないではない。2025/11/08
alkvalt
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言語遂行性のくだりをもう少し理解したい2025/11/08




