内容説明
本書はソクラテス以前のギリシア哲学草創の哲学者たちの研究書です。伝承記録を駆使して各哲学者の年代を決定し、断片の訳出と解釈によって、各哲学者の思想の本質と背景を文献学的に論考した、前ソクラテス期の哲学研究における不朽の名著の完訳です。新装版の刊行に当り、神崎繁「ギリシア哲学の旅立ちへの初々しい道案内」を付す。
目次
第1章 ミレトス学派
第2章 学問と宗教
第3章 エプェソスのヘラクレイトス
第4章 エレアのパルメニデス
第5章 アクラガスのエムペドクレス
第6章 クラゾメイのアナクサゴラス
第7章 ピュタゴラスの徒
第8章 若いエレア学派
第9章 ミレトスのレウキッポス
第10章 折衷主義と復古
著者等紹介
西川亮[ニシカワアキラ]
1932年、広島市に生まれる。1961年、広島大学大学院文学研究科博士課程修了(西洋哲学専攻)。1978年~1996年、広島大学文学部教授(哲学史担当)。1996年、広島市立大学国際学部教授、同年没。広島大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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