西田幾多郎と国家への問い

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784753102525
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0010

内容説明

1941年の西田の田中宛書簡(新資料)から、全面戦争に突入する危機の時代に、西田の法あるいは国家の正統性をめぐる探求を跡付ける。グローバル化による国家の枠組みの世界的な流動化、憲法論議をひかえた日本の現状を考察するうえでの貴重な視座を提示。

目次

序 国家あるいは法の正統性(法・国家・定礎;国家あるいは法はどこにあるのか? ほか)
第1章 主権という問題(西田幾多郎の田中秀央宛書簡;ジャン・ボダンの主権論 ほか)
第2章 「国家理由」という問題(なぜ「国家理由」か?;国家とは何か ほか)
第3章 西田幾多郎と明治国家(統治権と国家の道義性;国体論:国家の道義性の反転 ほか)
第4章 「絶対矛盾的自己同一」と国家(「無」の「媒介者」をめぐる西田幾多郎と三木清;西田幾多郎と主権論の道程 ほか)

著者等紹介

嘉戸一将[カドカズマサ]
1970年大阪府生まれ。東京大学法学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程中退、京都大学助手を経て、現在、相愛大学専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品