出版社内容情報
いまや「小論文を書く」ことなしに人生を切り抜けることは不可能.高校生の実作を俎上に,考え方・発想法から文章表現上のコツまでを懇切ていねいに指導し,小論文への苦手意識を払い落とす.受験生も,そうでない人も必読!
内容説明
いまや「小論文を書く」ことなしに人生を切り抜けることは不可能。高校生の実作を俎上に、基本的考え方、発想の展開法から表現上のコツまでを懇切ていねいに指導したこの本で、小論文への苦手意識を払い落とそう!受験生だけでなく、少しでも文章がうまくなりたい大人も必読、文章を書く楽しさと深さへと誘う本。
目次
第1章 文章を書く意味
第2章 だれが読んでも「わかる」文章を目指せ
第3章 「書く」ための基本のルール
第4章 さあ、「小論文」を書こう
第5章 出題の「傾向と対策」
第6章 「文章」について
著者等紹介
轡田隆史[クツワダタカフミ]
1936年東京生まれ。早稲田大学卒。59年、朝日新聞社入社。社会部次長などをへて、編集委員から論説委員になり、夕刊一面コラム「素粒子」をひとりで八年間執筆。99年春、退職。テレビ朝日系「ニュースステーション」に出演
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あさって
4
新聞記者の方が書いた文章を書く上での心構えなどについて書いてある本です。 「思う」のほとんとどは、削るべきである。新聞の論説ではよく「思う」が頻発する。つまり、語彙増やせ。 小論文を書く上で生じる、経験の有無の差をどう埋めるか。それは「想像力」であり、自分が実際には見ることの出来ないものを精神の働きにより、こころのなかに描くことである。本とか読んだり、日常でも思考を巡らそう。 「結論」を文章の最初に持ってい行く。そして、「なぜならば」と書いて、その理由を書く。「小論文」はこれだけのこと。 2014/02/18
さがみ
2
小論文受験参考書のより役立つ新書だと断言する。 ノウハウの押しつけではなく、具体例を出して、書き方や読み方、要約の仕方を提案しており読んで損はない。2017/02/16
のん@絵本童話専門
0
東京子ども図書館推薦。受験を見据えた中高生向けに小論文の書き方を説明している。この段階に達していない子が多そうだし、そもそもこの本が読める子なら元々書ける子ではないかとも思う。今はもっと分かりやすくて易しい実用書がバンバン出版されているので、それらを差し置いてこの本を敢えて読まなくても…とは思う。2023/06/08