目次
1 風土と歴史(植生と生業―「冬の北欧」と「夏の北欧」;民族と歴史;各種遺構)
2 構法と空間(木材組積構法―「冬の北欧」地域+「夏の北欧」地域;軸組構法―「夏の北欧」地域、島嶼部)
3 スウェーデン民家の空間的特徴(主室における領域と境界の表現;主屋における「特別室」の存在)
4 各地の民家(北極圏;「冬の北欧」地域;「夏の北欧」地域;島嶼部)
著者等紹介
長谷川清之[ハセガワセイシ]
1941年静岡県下田市に生まれる。1965年日本大学芸術学部美術学科卒業、建築・インテリアデザイン(現、建築デザインコース)専攻。同年日本大学芸術学部美術学科に特別研究生として勤務。1968年優建築設計事務所勤務。1970年日本大学芸術学部美術学科助手。講師、助教授を経て、1988年日本大学芸術学部美術学科教授。1993年日本大学大学院芸術学研究科教授。1998年日本大学芸術学部デザイン学科教授。2002年日本大学芸術学部デザイン学科教授退職。建築設計、北欧民家・木造建築調査・研究を継続。会員―日本建築学会、北欧文化協会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
258
現代においては、エアコンがあるので日本の家も密閉性の高い方が快適だろうが、かつては夏の備えに重きを置いたようだ。『徒然草』第55段に「家のつくりやうは夏を旨とすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は耐え難き事なり」とある。スウェーデンでも、民家は基本的には木造である。本書では、スウェーデン の民家を北部を冬の北欧、南部を夏の北欧地域と分けているが、たとえ夏の北欧地域といえども、やはり冬の備えに力点を置いているようである。もちろん、様式上も北部では屋根の傾斜がきついなど、より冬に特化はしている⇒2025/08/02
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