内容説明
今日、コンピュータによる構造解析技術が発達し、建築構造設計におけるコンピュータへの依存度は高まっている。しかし、構造解析は設計行為の一部であって、解析条件の設定や解析結果の評価などの根幹となる部分は依然として設計者の知識が拠り所となる。このことを踏まえ、本書では、塑性学の理論的な基礎を習得し、それを建築構造設計に応用する技術が身につくように配慮した。
目次
第1章 塑性学と塑性設計法
第2章 材料の力学モデル
第3章 軸力材の塑性挙動
第4章 梁の塑性挙動
第5章 梁‐柱の塑性挙動
第6章 塑性解析と塑性ヒンジ理論
第7章 仮想仕事法と上界定理
第8章 モーメント分配法と下界定理
第9章 板の塑性解析
第10章 塑性設計法
著者等紹介
桑村仁[クワムラヒトシ]
1975年東京大学工学部建築学科卒業。専門分野は建築構造学。現在、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授、Ph.D
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