内容説明
古典から現代短歌に至る膨大な作品の中から、短歌表現に必須の形容詞・形容動詞が光彩を放つ作品1000首を厳選しました。
目次
色彩
状態
性質
感情
感覚
印象
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつどの理系こうし(まりこ)
8
現代短歌から古今和歌集まで(万葉集もあったかも)、首のなかに使われた形容詞・形容動詞のジャンル別に1000の短歌が楽しめます。その分類の細やかさも面白く、「状態を表す」という分類の中をさらに「色」や「形」などなど事細かに分けてあり、それが確かに印象的な歌がチョイスされていたように思えました。こんな言葉があるのか、と日本語の奥行きを感じ取ることもできるし、ミニコラムも読み応えあります。読み比べると、奈良、平安の時代から残る短歌って、残っているだけの余韻の深さや着眼点のユーモアがあるものだと気付かされました。2024/10/27
-
- 電子書籍
- 源氏物語 3 河出文庫