夜空にひらく

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夜空にひらく

  • いとう みく【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784752010722
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

アルバイト先で暴力事件を起こし、家庭裁判所に送致されたのち試験観察処分となった、鳴海円人。
幼い頃母が家を出て行って、祖母と二人暮らしだった円人は、祖母と折り合いが悪く、できるだけ早く自立したいと思いアルバイトに明け暮れていたが、そのなかで起きた暴力事件だった。

補導委託先に選ばれたのは、山梨県で煙火店(花火の製造所)を営む、深見静一の家だった。
深見と深見の母まち子、住み込みで働く双子の花火師、健と康と同じ屋根の下で暮らすうちに、円人は居場所を見つけていく。

内容説明

アルバイト先で暴力事件をおこし、試験観察処分となった鳴海円人。補導委託先は、一軒の煙火店だった。

著者等紹介

いとうみく[イトウミク]
神奈川県に生まれる。児童文学作家。『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞、『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞、『きみひろくん』で第31回ひろすけ童話賞受賞。『つくしちゃんとおねえちゃん』で第69回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞、『朔と新』で第58回野間児童文芸賞、『あしたの幸福』で第10回河合隼雄物語賞受賞、『ぼくんちのねこのはなし』で第38回坪田譲治文学賞を受賞。ほか、著書多数。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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シナモン

111
人の愛を知らずに育ち、アルバイト先で暴力事件を起こしてしまった鳴海円人、17歳。補導委託先となった煙火店での生活を通して、人の温かさに触れ、閉ざしていた心を少しずつ開き、成長していく物語。「感情に任せてこぶしをふるうか、こぶしをにぎりしめるか」一度はつまづいてしまった円人だけど良い大人たちに巡り会えて本当に良かった。花火大好き人間としてはラストの臨場感いっぱいの花火打ち上げの描写や参考文献に「白菊」があったのが嬉しかった。読後感爽やか、素敵な物語でした。2023/10/04

☆よいこ

95
児童書。YA。母親が出奔し口うるさい祖母に育てられた鳴海円人(なるみえんと)は、バイト先の先輩を殴った傷害罪で補導委託になった。煙火店を営む深見静一(ふかみせいいち)に引き取られ暮らすことになる。朝食は深見の母親のまち子、若い花火師の日置健(ひきたける)と日置康(ひきやすし)兄弟と5人でとる。一見マイペースな深見にも、受託者を引き受ける際に深い事情があった▽犯罪被害者と加害者。孤独からの犯罪と贖罪。円人の成長に大輪の花火が華を添える。2023年8月刊。良本。映像化してもいい2023/10/10

chimako

79
母に捨てられ、気持ちの通じない祖母に育てられた鳴海円人。バイト先の大学生の嘘でクビになった円人ははめられたことを知り彼に暴力をふるい少年院へ。試験観察処分になった円人は補導委託を引き受けた深見煙火店で暮らすことになる。花火は打ち上がって消えるまでたった6秒。その6秒に数えきれない手間と時間をかける花火師の仕事。花火を作って打ち上げまでに関わる人々。温かい食事を作ってくれる人や仕事仲間。円人の心がほぐれ、柔らかくなっていく。見えなかったものが見えてくる。人を育てるのは親だけではないね。人を育てるのは人。2023/11/10

ゆみねこ

79
傷害事件を起こした鳴海円人17歳。補導委託先の山梨県の煙火店での成長譚。罪を犯した少年、更生を支えようとする人々、それを良しとすることに反発する人。頑なな円人の心が清さんの気持ちに応えることが出来て良かった。花火作りのことも知ることが出来てとても良い。いとうみくさんの本はハズレが無い。中学生以上の皆さんにお薦め。2023/09/28

J D

78
 読み友さんのレビューを読んで超読みたくなった作品。いとうみくさん初読み作家さん。表紙絵も中身も心に刺さった!主人公円人17歳。暴力事件を起こし、審判の結果試験観察となる。その補導委託先の「深見煙火店」でせーさん、まち子さん、双子の康、健など温かく純粋な人たちとの交流を通じて更生する物語。なのだが、この作品の真髄は、p107からp114で描かれるせーさんと映見のやり取りにあると思った。加害と被害。この作品は重い。多くの人に読んで欲しい。更生とは、犯罪被害にあうとは、出口の見えない課題だと思う。2023/10/15

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