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内容説明
日本庭園の種類はもちろん、歴史や、鑑賞方法など知っておきたいポイントをイラストでわかりやすく紹介!「庭」を通して、日本の伝統が楽しく学べるユニークな絵本。
著者等紹介
大野八生[オオノヤヨイ]
千葉県生まれ。造園会社などの仕事を経てフリーに。現在イラストレーター、造園家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
76
分類629。大野八生(おおのやよい)さんのイラストに大満足。日本庭園を詳しく説明してくれる本。ふりがなあり。▽「枯山水」ってなあに?/「石」のこと/砂紋てなあに?/水の庭/庭を彩る、さまざまなものたち「景物」/「苔」の庭/庭仕事の道具/季節ごとの植物/日本庭園の歴史▽日本庭園は、「作庭(庭づくり)が4割、その後の手入れが6割」▽日本の三大庭園は、茨城県の偕楽園、石川県の兼六園、岡山県の後楽園。見返しに有名な庭園マップあり。2021年刊、情報も多く良本。2021/11/03
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
53
大野八生さんの『盆栽えほん』を読んで以来大野さんのファンに。本書はおじいちゃんが、わたしと庭好きなフランス人カメラマンのジャラールさんとに日本庭園について語る絵本。絵本とはいいながら、枯山水や池泉などの庭園の種類、三尊や蓬莱などの石組、滝や曲水などの水の流れ、灯籠や手水鉢などの景物、苔、四季の植物、日本庭園の歴史など専門的に紹介。表紙裏の日本の美しい庭マップもうれしい。同じ庭園でも、季節や天候、時間により異なる表情を見せてくれるので何回でも訪れたくなる。 2022/05/18
とよぽん
37
読友さんの感想を読んで、大野八生さんの絵本だ! 予約して借りたのはいいけれど。うーん、ちょっと、細かすぎて日本庭園の A to Z を詰め込んだ感じで私はお腹いっぱい。アカデミックすぎてごめんなさい。2024/02/05
りらこ
29
この本を読んでまず感じたのは、日本人は家屋と庭を日常生活の場と宇宙につながる場と、分けて考えていたのでは無いだろうか。つまるところそれは、自然界への畏敬の念にもつながっているのだけれど、その畏敬を自分が見える世界の中に取り込むことで、人が生きる場所を作り出していったのだろう。 子どもたちに向けて、日本庭園のさまざまを解説している本ではあるけれど、石一つに取っても、自然のものをそのままとか、加工するかとか、見立てるのかとか、広げ方が深い。2021/06/11
はるぽん🐰道草中🐱
22
大野さんの本は色々見てきましたが、今回は日本庭園。日本庭園に欠かせない石や岩は、ずっと姿形が変わらないから「永遠」という意味がこめられているとか。ただの石と思っていたら、たくさんの種類や自然石の組み合わせもあり、渋い、奥深いな。庭にある石、木材、竹などの材料を人の手で作られた「景物」〜石の景物の飛び石、手水鉢、敷石には馴染みがありましたが、呼び方など知らなかったので知れてよかった。2021/05/15