内容説明
こっそり食器棚にしまっておいたりんご。20個は原形をとどめず朽ちていきましたが、ひとつだけ、奇跡のりんごがありました。変わりゆくりんごの姿をたどる346日の写真記録絵本!
著者等紹介
小川忠博[オガワタダヒロ]
早稲田大学卒業後、カメラマンとして週刊誌・月刊誌の取材のかたわら、各種スリットカメラなどを開発し、美術・考古分野に新しい視点を提供する。準太陽賞、準朝日広告賞を受賞。2010年、文化庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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けんとまん1007
127
写真絵本でもあり、科学絵本でもあり、ドキュメンタリーでもある。そうそう、りんごって放っておくと、こうなるんだよなあ~。でも、これってりんごに限らないこと。それは、時々、野菜でも実感している。1日1日の変化には気づかなくて、ある日突然、その変化に気づくことは多い。こういうの、面白くて飽きない。2020/04/10
ぶち
111
おいしそうな真っ赤なリンゴ。一年間ずっとしまっておいたらどうなるのでしょう? その過程を写真で記録し、紹介してくれる絵本です。リンゴが変わっていく姿にドキドキしながら、ページをめくりました。 220日後の"しなしな"な姿は、焼きリンゴに似ていて"美味しそう"などと思ってしまいましたが、それから一週間後の227日の"ぐんにゃり"とした姿はもうダメです。薄らと白カビも生えてきて、見るのもつらい。そして、"にょろ"でゾクっとして、"ぼろぼろ"と朽ちた姿に諸行無常を感じ、続いて346日後には.....2020/06/23
ままこ
102
りんご腐れ観察写真集。日を追ってじわじわ変化するりんご。おおっ!346日後のりんごはああなるんだ。大人も楽しめるし、読み聞かせにもいいかも。2020/07/31
いこ
97
「まっかなりんご、ずっとしまっておいたら、どうなるの?だんだん だんだん…?」本を開くと、まずこんな言葉が目に飛び込んでくる。これは、まさしくそれを観察した写真絵本。1日目、真っ赤なりんごがお皿に載った写真。左頁には「りんご つるつる」の言葉。それが151日目には「りんご しわしわ」になり、346日目の「りんご とうとう」まで、しなびていくりんごの写真と共に続く。ありそうで無かったこんな本。時に「にょろ」なんていう言葉が出てきて、どきっ。自分の目では捉えることができない「りんごの一生」、是非見てほしい。2023/03/17
ゆみきーにゃ
83
《図書館》読メで知った一冊。りんごが腐っていく様子を追った写真絵本。本当に土になるんだ!とビックリ!!2020/09/05
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