内容説明
夏の嵐を越え、ビーグル犬のシャイローは、名実ともにマーティの家族となった。幸せをかみしめるマーティだったが、そこにまた新たな影が…。
著者等紹介
ネイラー,フィリス・レイノルズ[ネイラー,フィリスレイノルズ] [Naylor,Phyllis Reynolds]
1933年アメリカ生まれ。16歳で日曜学校の新聞に執筆して以来、絵本からYA作品まで130点以上の作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tellme0112
7
続編があったとは。うわー、こんな人とは仲良くはなれそうもない、どう解決するんだ?と思いながら話が進む。シャイローすごいです。人間には真似できません。2019/10/30
joyjoy
5
どうしようもない人のように思われるジャドのところへ差し入れをするのがプレストン親子だけではない、というところに感心してしまった。「共に」の文化だろうか? 身近なめちゃくちゃ嫌な人(ってなかなかいないかもしれないけど)に親切にするって難しい気がする。Love your neighbor...ということを考えさせられる。2019/12/01
Masa.H
5
「夏」の続編。 「秋」はビーグルの出番少なめな感じでした。 悪人ジャドに寂しい男という属性が付き、さらに荒れた暮らしを送るようになる。これ、子供が対峙できる相手じゃないよな。殺されなくってラッキーだと思う。 親がクズなので、その子もろくな大人にならないという負の連鎖は、アメリカにかぎらずよく見られる話。 どうやったら断ち切れるのだろうか?人は易きに流れるものなので、なかなかステップアップは難しい。2019/09/30
けいにゃい
3
【YAの会】ジャドみたいな人が近所にいたら怖くて近づきたくないと思う。それでもマーティはシャイローを守りながらジャドのことも見捨てないし、両親もすごく誠実な人たち。怪我をしたジャドに村の人も何かと差し入れしたりする。最後ジャドがマーティと父を家に招き入れ、シャイローがジャドの手を舐めたときにはやっと安心できた。子どもも大人もお互いに成長していけるということを感じさせてくれる良書でした。2021/09/29
けむりの猿c((•ω•))ɔ
3
再読。前作「シャイローがきた夏」では、嘘をついたことで、母親から「わたしたちにとって1番恐ろしいのは神様からの愛に永久に見放されることよ」と、諭される。今作では、医者のマーフィ先生との対話が説教臭くなくその役割を担っている。何が正解かは大人でも分からない事もある。神様にどうすれば喜ばれるだろう。これまで酷いことをされてきたジャドに対し、マーティーは思いやりを持ちながら向き合う。「答えを出すのはそう簡単な事じゃない」それでもマーティー、君は良くやったよ。奥付に添えられている挿絵が心憎い。続刊も訳して欲しい。2020/08/04
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