内容説明
昭和の犯罪史。知られざる闇の世界を映し出す異色のドキュメント。
目次
門司の幼児三人殺し
バーバラ殺し
豊津村の八人殺し
天神市場放火事件
岩田屋５００万円事件
新田原のルパン
筑後川ロープ商殺し
金比羅山の謀殺事件
築上西高警備員殺し
韓国・元長官の密入国〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てまり
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急に異様に記述が細かくなりましたね……。「殺人県・福岡」とかいうパワーワードに痺れる。取り上げる事件が減ったせいかもわかりませんが、生活苦ではなく欲からの事件ばかりで心が重くなる。保険金殺人という発明は本当によくない。それまでは資本家に向いていた殺意を家族や雇人などの身近な、しかも主に弱い人に向けるシステム。連続殺人がいくつかありますが、交通が便利になり、なおかつ情報の流通はそこまででもない時代の仇花という感じ。実際の事件なので生きざまについてどうこう言うのもアレですが、金融業者を殺した人妻の透明な→2021/02/26
