出版社内容情報
東アジア経済の勃興とともに起こった儒教文明圏論に呼応して、ハーバード大教授杜維明は儒教を現代的に解釈し直した。キリスト教神学、ベルクソン、カント、プラグマティズム、マルクス主義との対話で再生したアジアの思想を紹介。
内容説明
杜維明氏は、アメリカ国籍を有する儒家であり、英文、中文の著書を多く有する人である。本書では、代表的な著作を選び論じたものである。
目次
1章 杜維明における出発
2章 『儒家人文主義の第三期発展』について
3章 『儒学第三期発展の前景問題』について
4章 『超越して内在す』について
5章 『新儒家の行動思想 王陽明の青年時代(1473―1509)』について
6章 『儒家人文主義と民主』について