律詩墨場必携〈5〉清

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784544112092
  • NDC分類 921
  • Cコード C3371

内容説明

初唐に成立した近体詩、即ち絶句と律詩―ここでは、時代が降るにつれて、さまざまな展開をたどった。唐はいわばまだ牧歌的な時代であったが、宋元明清と経過するにつれて、発想は次第に新奇を追い、表現も屈折し深化した。故事を多用することによって、故事本来の用例と詩中のそれを重複することに、微妙な効果を求めようと試みたのである。そのため読者にも、それに追随できる理解を強要することになった。このような傾向は清に至ってますます甚だしく、注が増加して、次頁にはみ出た個所も少なくない。読者はこれらの詩を、書の作品として選ぶばかりではなく、文学としても深く味わっていただきたい。本巻中には清を過ぎて民国に及ぶ作品もあるが、それでも郭沫若や毛沢東には至っていない。

目次

銭謙益・後秋興八首 其二
銭謙益・和盛集陶落葉
王時敏・西田感興
馮班・余生
朱之瑜・漫興
朱鶴齢・村居満興
呉偉業
遇旧友
呉偉業・海溢
呉偉業・野望
呉偉業・梅村〔ほか〕

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