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出版社内容情報
経済は「改革・開放」、政治は民主派の徹底弾圧――この小平の図式はもはや耐えがたい局限に到来した。虎(党)をも恐れぬ若者や身分束縛の単位社会から自由になった孫悟空や神を信ずる人々の出現による社会解体状況を活写する。
内容説明
改革・開放がいや応なく既存秩序を解体し、自由になった人びとが一党独裁と対抗している。現地取材8年、読売・前北京支局長の分析と展望。「戦争と革命の時代」をやっと終えた中国民衆の活力と旧時代の痕跡である共産党との矛盾を活写する現地ジャーナリズム手法による中国現代史。
目次
第1章 虎をも恐れぬ若者
第2章 解き放たれた孫悟空
第3章 単位社会の崩壊
第4章 青春に悔いなし
第5章 党を追われて
第6章 天安門事件と闘う
第7章 信仰の地下水脈
第8章 自由を奪われた人々